
上手切らずに下手切らず
( 一部引用を含みます)
包丁の使い方に「上手切らずの下手切らず」の誡めがあるそうだ。
達人になれば誤って自分の指を切ることはない。
初心者も常に注意していれば切らない。
一応は使えるようになった者が、ふと油断するときが危ないという。
(引用ここまで)
つまり安全管理上の注意点にも通じることですよね。
例えば「熟練の重機オペレーター」はあらゆる事態を想定し、経験を活かして作業するため、事故を起こすことは無い。
「初心者のオペレーター」も常に緊張しているので、事故を起こす確率は低い。
「ちょっと出来るオペレーター」は油断や過信すると事故を起こしてしまう・・。
といった感じですかね。
しかしながら、料理(包丁)では「自分の指の怪我の程度」の話ですが、重機となると「相手」がある訳です。
「相手」とは人かもしれないですし、「モノ」かもしれません。
(一旦事故が発生すると社会的道義的な損失は大きいです)
土木建設現場の安全管理にあたっては、「上手も切るヘタも切る」が正解なのだと思います。
その上で、確率を少なくする努力をサボらないようにしなければなりません。