
慣れと安全
気がつくと今年もあと2週間です。
年齢を重ねてくると「慣れ」により、一年が過ぎるのがあっという間に感じますね。
これはジャネーの法則と言って、主観的に感じる時間の長さは、年長者にはより短く、年少者にはより長く感じる・・・という現象を心理学的に表現したもの、だそうです。
つまり、50歳の人の1年は1/50、5歳の1年は1/5だとすれば、50歳にとっての10日が5歳にとっては1日に相当するということですね。
(10倍に相当する)
・・・一年が早いはずですよね(笑)
誰もが平等に年をとるのですが、折り返し地点を過ぎた私としては「人生を丁寧に」生きたいものです。
さて、この法則を安全管理の視点から考えると「事故のカタチ」には「慣れ」もあると思います。
現場の管理者からすれば、「環境などに慣れてもらうのは良い」が「慣れによる気の緩みなど」は回避しておく必要があると思います。
安全教育などに、経験年数や現場への入場日数等を数値的に見える化した「慣れによる危険度」等を管理すると良いのかも知れません。
例えば「リスクアセスメントKY記録に記載する」、「作業員日報」に記載する等が簡単でしょうか。
特に年末の慌ただしい雰囲気に飲まれやすいこの時期は注意が必要ですね。
さらにいうと気が張っているウチは良かったりするのですが、年末最終日に片付けをしていて公衆災害が発生したケースも少なからずあるようです。
せっかく頑張っているのですからツマラナイ事故などが起こらないように対策をしたいですね。