整理整頓は主観で
とある現場の話です。
若い職員さんが所長さんから「あそこの資材が散らかっているから、整理整頓しておいてくれ」と指示されたそうです。
職員さんは「分かりました」と返事をして、持ち場の下請け会社の職長さんに「片付けてもらうよう」伝達しました。
その後、自ら状況を確認し、所長さんに「指示された箇所の整理整頓を行いましたので、確認下さい」と報告したところ・・。
「ばかやろう、もっと整理整頓しろ!」と叱られたそうです。
若い職員さんは、「自分には落ち度が無いと思うのですが、どのように対応すべきだったのでしょうか?」と相談してくれました。
まず、私は基本的に「若い人の味方」です(笑)
(女性なら尚更です)
更に上司、偉い人は「部下が動きやすく、具体的に指示すべき」という立場です。
そのように原則的な立場を踏まえた上で、若い職員さんも「整理整頓には主観が入る」という事を理解しておくべきと思います。
つまり「あなたと私」の「整理整頓レベルには違いがある」という事ですね。
上司の世代(40代以上)は指示や伝達が苦手で、5W1H等基本的事項を理解していない人が多いのですよ。
(あくまで私の見聞の範囲ですが、そのような教育を受けていないのです)
例えば「部下が主体的に考え、行動して欲しいが全く出来ない」という人に限って、「この仕事は君が主体的に考えて行動して欲しい」と伝えていない事が多いですからね(笑)
これでは現在の若い世代は「働きにくい」と思いますよ。
上司の力量とは何か、という事を真剣に考えないと離職率は変わらないと思いますよ。