甘い実行予算

土木工事では実行予算書を作成してからプロジェクトに着手するのが一般的なのですが、多くの現場では「当初計画通り」に完成を迎えることはありません。


設計図書と現地を照合すると、不整合な部分が見つかったりすることがあり、その都度「変更協議」を行って、最終的に精算します。

(特に国直轄工事では変更が多いですね~。)


その際には、追加の材料を発注したり、協力業者を手配・契約するなどの手続きを踏むわけですが、当然ながら「変更を見越したうえで段取り」する必要がある訳です。


すると「精算でいくら貰えるか想定」しながら変更実行予算書を管理する必要があるのですが、そこが上手くいかない現場から相談がありました。


担当者さんいわく「いくら貰えるか分からないので、●%程度請負金額を少なく見込んで予算を組んでいたところ、想定より多くお金を貰えた結果、実行予算が甘い(悪い)!と会社に叱られた」という内容です・・・(爆)


私にも同じような経験がありますので、真摯にアドバイスをさせて頂きました。


これは「会社が悪い」ですよ。



現場の担当者さんは「責任感が強い」のです。

だから「貰えるだろうと想定する金額を少なく設定」し、支出をできるだけ抑えた訳です。


貰えない「かもしれない」お金を計上し、無駄に使った挙げ句赤字になるより「立派」ですよね。


このことから、この建設会社では普段から「粗利率にしか着目しない会社」だということが分かります。


つまり見るべきポイントが違うのですよね。

(古いと言っても良いかもしれないです)


会社の上層部が「現場のやる気を削いでしまう典型的な例」ですよ。


「何を見るのか」会社側の反省を期待したいですよね。

(相談して頂ければ力になれると思います・・笑)




16回の閲覧

最新記事

すべて表示

コミュニケーションギア

建設・土木現場では、極力重機などの騒音が発生しないように努力していますが、それでも何もしないよりは「うるさい」です。 市街地では、道路規制や近隣の状況に鑑み、やむを得ず総合的に夜間工事を行う事などもあり、現場担当者はかなり気を使っています。 (自分もそうでした・・) ただ、作業に集中するあまり、指示や連絡などの「声」がついつい大きくなってしまう事も多々生じます。 そのような時は非常に近隣に迷惑が掛

Mavic Mini

建設業でドローンといえばDJIですよね。 既にご存知の方も多いと思いますが、Mavic Miniが発売になりました。(私も買いましたよ!) 折りたたみ式で、2.7Kの映像が撮影できる、DJI史上最も小型なドローンです。重量は日本仕様で199kgで製造されるため、今までより手軽に使用することが出来ると思います。 MavicMiniの操作にはDJI FLYアプリが必須になります。また、DJI FLYで

BIM/CIMポータルサイト

国土交通省は、より一層のBIM/CIM活用を促進するため、関連情報を一元的にまとめ、各資料にアクセス可能な「BIM/CIMポータルサイト【試行版】」を2019年8月に開設したそうです。 サイト内では、国土交通省が策定したBIM/CIMに関する基準・要領、日本建設業連合会や日本建設情報総合センター(JACIC)などの関連団体などが公表しているBIM/CIM関連情報へダイレクトにリンクしているとの事で

© 2023 by James Consulting. Proudly created with Wix.com